いよいよ、放任茶の収穫です

平成24年5月1日 良知さんの奥さんから電話がありました。
「小澤さん、大井川の茶園の収穫をやります」
いよいよ、放任茶の収穫です。

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放任茶は、良知貞男さん(牧之原市坂部)が栽培を始めたお茶です。「昔ながらのお茶の香りを求めるんだ」との
熱い思いを胸にはじめた茶の栽培。そのことを静岡新聞で知ったのは3年前。その記事が縁で良知さんとの交流。
お互い、お茶の香りを追求してきました。

そしてついに今年も放任茶の収穫となりました。

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いつもの収穫の風景。ただ今年は良知貞男さんの姿はありません。残念ながら良知さんは、昨年末他界していまいました。
良知さんの『昔ながらのお茶の香り』の意思はしっかり、奥さんと息子さんに引き継がれています。

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良知さんの長男さんです。実は良知さんが茶園を管理していたころには、息子さんと話したことはありませんでした。
次の日の5月2日、奥さんと一緒に山一園の店に、放任茶の荒茶をもってきてくださいました。
そしてはじめて、そしてゆっくりとお話ができました。
放任茶の生育は非常に早いこと、茶園にはいってお茶の葉の香りを感じて、茶刈りの時期を決めることなど、
熱心に語ってくださいました。

良知さんの想いが詰まった放任茶、そしてその想いをしっかり受け継いだ奥さんと息子さんが栽培する放任茶

今年も放任茶をお届けできる、昔ながらのお茶の香りとともに・・・