戸越銀座商店街の視察

令和2年2月15日(土)大井川商工会うめえぞ委員会メンバーで戸越銀座商店街へ視察に行きました。

昨年11月に焼津市が、やいづうまいもん市in戸越銀座商店街を開催しました。食べ歩きの商店街として雑誌やテレビで数多く取り上げられ、ここ戸越銀座商店街は注目の場所です。

商店街専務理事の亀井さんから、戸越銀座商店街のお話をお聞きしました。

・東急池上線「戸越銀座駅」を降りて、まず思ったこと、長い!どこまでも続く商店街。専務理事の亀井さんの話では戸越銀座商店街連合会は3つの商店街で構成されているとのこと。HPで調べたら、戸越銀座商栄会商店街振興組合、戸越銀座商店街振興組合、戸越銀座銀六商店街振興組合でした。長さは1.3km、約400店舗が加盟。電柱の地中化、とごしぎんざブランド化などで、3つの商店街に一体感があります。
・イベントスペース 銀ちゃん物産シアター活用がすごい。私たちが訪問した時には、物販ではなく、パナホームがPR活動をしていました。通常こういうスペースは物販。企業や各種団体がPR活動としてイベントスペースを利用したくなる商店街づくり。そして商店街が企業活動と積極的に協賛して、会員会費だけに頼らない財政基盤づくり。
・「食べ歩きの街」、「下町グルメロケの聖地」などマスコミに登場率も高い。そのことにより新規出店希望も多くなる。そんな中、福井県坂井市をPRするアンテナショップがあったり、地域ビジネスの成長発展を応援する販売ショップがあったりします。
・おおいがわAkindo 事業協同組合のようなポイントカード事業はおこなっていませんが、スマートフォンを活用したポイントシステムを総務省事業として実験的に実施予定とのこと。世田谷区烏山商店街が通産省事業を活用してシール事業をおこなったこと、思い出しました。人口、商店数が圧倒的に地元商店会とは違う。でも学ぶことはありますね。

亀井さんと一緒に「地域起点ショップここから」まで商店街を歩きました。その途中にあるこの店舗、以前やいづうまいもん市in戸越銀座商店街を開催した場所です。

今はパナソニックホームズが出展しています。物販利用だけでなく、幅広い業種の方が利用したいスペース。戸越銀座商店街に魅力があり、地元住民、観光客と人が集まること、集めることが活性化に繋がっています。
亀井さんに「地域起点ショップここから」をご安内いただきました。地域の食材を活用した商品や地域風土に基づく生活雑貨が並んでいます。

「地域起点ショップここから」での販売のことや、どんな商品がお客様に求められているかもお聞きしました。ここ戸越銀座商店街は下町の感覚。平日は地元の方が多く、気に入った商品があれば、また買いたいと繋がっていく。試飲販売もOKで、店内だけでなく、神楽坂プリュスのように店先での試飲販売もできます。平日なら地元の住民、土日は観光客が対象。そんなイメージでした。
最後に福井県坂井市のアンテナショップを訪問しました。

焼津市も静岡市などと一緒になって都内でのアンテナショップを検討していました。先ほど寄った、銀ちゃん物産シアタースペースもこのぐらい。もし大井川商工会で銀ちゃん物産シアターに出展となったら、どのくらいの商品数確保しないといけないのか、検討です。
大井川商工会としては神楽坂プリュス出展、有楽町交通会館むらからまちから館出展と、小規模事業者への支援を進めてきました。今回の視察でこれからどのようなかたちがいいのか、一緒に行ったメンバーとまた話をしていきます。視察しっぱなしではなく、実行してなにかを掴むことが重要です。