いよいよ新茶の摘み取り、始まりました♪

いよいよ、新茶のシーズンとなりました。順調な天候に恵まれ、過去にない速いペースで
お茶の芽が伸びています。

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この茶園は、静岡県島田市初倉(はつくら)・大塚聰さんの茶園の様子です。
萌黄色の新芽が、輝いています。

今回摘み取る新茶は、「トンネル被覆(ひふく)」という栽培方法で育てられました。

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茶畑に白い被覆資材をかけてあります。被覆はもともと、霜の被害を防ぐためにおこなったのですが、
日光を遮ることにより、お茶の旨味を引き出します。

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お茶の旨味成分は、テアニン、グルタミン酸に代表される、アミノ酸です。そしてお茶の渋味成分は
タンニンのようなカテキン類です。
被覆することによって、渋み成分のタンニン含有量が抑えられ、甘みの多いお茶となります。

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また、日光を遮ることにより、新芽の色も優しい緑色となり、湯のみに注いだ色も、輝いています。

被覆栽培には、茶園全体を棚のようにして覆う方法もあります。主に玉露,甜茶(てんちゃ・抹茶の原料となるお茶)
の栽培法もあります。またブログで紹介します。

今回のお茶の品種は、さえみどり、おおいわせ です。この話は、次のブログでお話します。