私たちが山荘に到着したのは、午後3時頃。ワラシナ隊長は1時間以上も前に到着です。3人そろったので隊長が
代表して受付。帰ってきて隊長から報告が。「私たちの受付から、定員オーバーのため、夕食はカレーに変更になりました」
布団一枚で、ふたり寝てくださいの張り紙、なるほどです。恐るべし北岳人気!
夕食時間は最終7時。カレー軍団、数えたら37名。この日の定員オーバー人数かな。寝られるだけよかったです。
消灯は夜8時。外を見ても真っ白霧。星空はアウト、明日富士山見られるか、心配しながら布団へ。
実は部屋がなんだかとっても暑い。寝つけず、目がさめたら9時30分。何の気なしに外見たら、あれまぁ、お星様が”!
真っ暗な中、ヘッドライトつけ、撮影キッズ持って、寝ている人の足踏んで(スミマセン)外へ。
山荘横に北岳は暗いながらもわかったのですが、肝心の富士山は肉眼でわからず。カメラセットして、ISO6400。
富士山探しましたが見つからず「ヤッパ霧の中か」と思い、北岳を撮影です。
空には満天の星。天の川が北岳の上に
かかっています。設定思いだしだし撮影。
うまく撮れているか、家に帰ってパソコンで
確認するまで不安の中、撮影続行。
今度は星のグルグルに挑戦です。
撮影していたら後ろのほうから、「私、富士山が見えなくなるまで撮影してるよ」 「なにぃ~、見えてんの!」
声の主のところに、カメラと三脚持っていそいそと。「こんばんは。富士山みえているんですか?」
「ええ、カメラだとわかりますよ。こちらの方角です」さっそく私もセット。ISO6400、再度富士山探し。見つけました。
「ありがとうございます」お礼言って撮影開始です。
雲海のむこうに富士山が。教えてくれた方は、横浜から4人グループで。以前も北岳に富士山狙いできたけど、
そのときは雨に降られたそうです。どのルートで登ってきたのか、明日どこへ行くのかなど、話ながら撮影です。
私は、ユニクロのダウンジャケットこそ着ていましたが、足は裸足でスリッパ。以前夏泊まった白馬岳の寒さとは
大違い。これも温暖化のせいでしょうか。
月も11時30分頃から顔を出しました。写真見ると日の出のようですが、紛れもなくお月様。
「明日の日の出は午前5時。1時間前からがいい感じですね」と話して、お互い部屋に帰ることとしました。
ワラシナ隊長とハットリさんは朝4時、間ノ岳へ。私は見送ってゆっくり富士山撮影。でも肝心の富士山、このまま
隠れないでいること願って、おやすみなさい。