お茶屋が登る北岳 2/3

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私たちが山荘に到着したのは、午後3時頃。ワラシナ隊長は1時間以上も前に到着です。3人そろったので隊長が

代表して受付。帰ってきて隊長から報告が。「私たちの受付から、定員オーバーのため、夕食はカレーに変更になりました」

布団一枚で、ふたり寝てくださいの張り紙、なるほどです。恐るべし北岳人気!

夕食時間は最終7時。カレー軍団、数えたら37名。この日の定員オーバー人数かな。寝られるだけよかったです。

消灯は夜8時。外を見ても真っ白霧。星空はアウト、明日富士山見られるか、心配しながら布団へ。

実は部屋がなんだかとっても暑い。寝つけず、目がさめたら9時30分。何の気なしに外見たら、あれまぁ、お星様が”!

真っ暗な中、ヘッドライトつけ、撮影キッズ持って、寝ている人の足踏んで(スミマセン)外へ。

山荘横に北岳は暗いながらもわかったのですが、肝心の富士山は肉眼でわからず。カメラセットして、ISO6400。

富士山探しましたが見つからず「ヤッパ霧の中か」と思い、北岳を撮影です。

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空には満天の星。天の川が北岳の上に

かかっています。設定思いだしだし撮影。

うまく撮れているか、家に帰ってパソコンで

確認するまで不安の中、撮影続行。

 

 

 

今度は星のグルグルに挑戦です。

 

 

 

 

 

 

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撮影していたら後ろのほうから、「私、富士山が見えなくなるまで撮影してるよ」 「なにぃ~、見えてんの!」

声の主のところに、カメラと三脚持っていそいそと。「こんばんは。富士山みえているんですか?」

「ええ、カメラだとわかりますよ。こちらの方角です」さっそく私もセット。ISO6400、再度富士山探し。見つけました。

「ありがとうございます」お礼言って撮影開始です。

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雲海のむこうに富士山が。教えてくれた方は、横浜から4人グループで。以前も北岳に富士山狙いできたけど、

そのときは雨に降られたそうです。どのルートで登ってきたのか、明日どこへ行くのかなど、話ながら撮影です。

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私は、ユニクロのダウンジャケットこそ着ていましたが、足は裸足でスリッパ。以前夏泊まった白馬岳の寒さとは

大違い。これも温暖化のせいでしょうか。

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月も11時30分頃から顔を出しました。写真見ると日の出のようですが、紛れもなくお月様。

「明日の日の出は午前5時。1時間前からがいい感じですね」と話して、お互い部屋に帰ることとしました。

ワラシナ隊長とハットリさんは朝4時、間ノ岳へ。私は見送ってゆっくり富士山撮影。でも肝心の富士山、このまま

隠れないでいること願って、おやすみなさい。