2016年(平成28年)の、大晦日の朝です。今年も、たくさんの「ありがとうございます」がありました。
お茶を販売するものとして、茶農家さんに感謝いっぱいです。私は、荒茶(お茶の葉っぱを工場で蒸したり、形を揃える工程、水分を取り除く工程でできた、まだ茎や粉が混じったお茶)を仕入れています。そして、荒茶をつくるとき出てくる、棒茶の原料となる、電棒(機械で茶の葉を収穫するとき、茎の部分も刈りとるので、茎だけを取り除き集めたお茶)も、集荷しています。茶時期に茶工場をまわって農家さんと話をしたり、茶園・茶工場での作業を見ていて、いいお茶をつくる苦労、いつも感じています。天候に左右される農作物。整枝、肥培管理の難しさ。そして茶価の問題。私が、お客様に喜んでいただけるお茶をお届けできるのも、茶農家さんが丹精込めてつくったお茶があるからです。今年も、おつきあいいただいている茶園、そして初めての茶園にも、伺わせていただきました。それぞれにこだわりをしっかりもってお茶を栽培されています。そのこだわりを、しっかりお客様に伝えられる、お茶の仕上げに心がけ、それをわかりやすい形で伝える手段の実施。今まで以上にしていきます。
店は田沼街道より奥にある場所。「この前、乗せてきてもらったけど、自分で来たら、迷っちゃった。」わかりづらい場所にあるのに、ご来店、そしてお買い上げ商品をお渡しする前の時間、店の丸いテーブルの前に座って、85才になる父とお話しながら、いっしょに棒茶を。お客様の笑顔に元気いただいています。遠方のお客様には通販で。ホームページもリニューアル。まだまだお伝えしなければならないこといっぱい。試行錯誤は続きます。電話でのご注文も。「息子さん?おじいちゃんは元気?」お茶がとりなすご縁、とってもうれしいです。そして、山一園のお茶を贈答でいただきご家庭で。また職場のお茶として。訪問先の接客時に。お茶を飲んでいただいている、そしてこれからお茶でご縁がつながるみなさまに感謝です。
父が茶業にたずさわり、「小澤榮一商店」そして「山一園製茶株式会社」へ。私が山一園で仕事をして30年。いろんな方にお世話になっています。地域でお会いして交流のあるみなさん。Facebookでは毎日のようにコメント、いいね、いただいたり。そしてFacebookや茶柱通心ブログ、見てくださっているみなさん。本当にありがとうございます。なにげない一言に、元気、刺激いただき、楽しさいっぱい発見しています。
「ありがとうございます」いっぱいの年でした。これからもずっと、みなさまとともに「ありがとうございます」の瞬間、大切にしていきます。
今後ともよろしくお願いいたします。そして、みなさま、よい年をお迎えください。 小澤代輔