静岡県焼津市の棒茶専門店・山一園製茶です。2026年10月10日(土)・11日(日)の2日間、玉川高島屋グリーンマーケットに出店しました。
- 日時:2026年10月10日(土)・11日(日)11:00~17:00
- 会場:玉川高島屋S・C 西館1階 アレーナホール
ご来店いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
今回は4月以来の出店でした。売り場に立っている間、なんだかいつも以上にワクワクしている自分がいました。
「どうしてこんなに楽しいのかな」
出店を終えてから振り返ってみると、いくつか理由が思い浮かびました。
商品がよく見える売り場をつくれました
一つ目は、私なりに商品のディスプレイがうまくできたことです。
皿立てを使ったり、棒茶をドーンと並べたり。金色のパッケージの商品も、売り場でいい感じに目立ってくれました。
抹茶や棒茶、棒ほうじ茶を使ったダックワーズも、手に取っていただきやすい場所に並べました。ハロウィンフェアに合わせてつくった、ハロウィンデザインの一煎ティーバッグも、なかなかの出来栄えです。
その結果、いつもの熱湯棒茶や特選棒茶だけでなく、ダックワーズや一煎ティーバッグなども多くのお客様にお買い求めいただきました。

熱湯棒茶、特選棒茶、棒ほうじ茶などを見やすく並べました
熱湯棒茶、特選棒茶、棒ほうじ茶などを見やすく並べました
会場に飾られていた、手描きの出店者・商品案内POPも印象に残っています。
30以上あるお店の案内を、玉川高島屋グリーンマーケットの担当者さんが、一枚ずつ手書きしてくださったものです。
「きれいな字だねえ。統一感があっていいねえ」
お客様からも、そんな声が聞こえてきました。手書きの文字には、印刷された文字とはまた違う温かさがありますね。
主催担当者さんが一店舗ずつ書いてくださった、手描きの商品案内POP
棒茶の試飲を通して、お客様とたくさん話せました
二つ目は、試飲をしていただきながら、お客様とゆっくりお話しできたことです。
これまでは、試飲用のお茶をお盆にたくさん並べて接客することが多くありました。ただ、お客様が少ない時間帯には、せっかくのお茶が冷めてしまいます。
何より当時の私は、「まず飲んでいただきたい」「買っていただきたい」という気持ちが、少し先に立っていたのかもしれません。
今回は、棒茶を気に留めてくださったお客様にお声がけし、その方の目の前で急須からカップへ注ぎました。
お客様の目の前で棒茶を淹れ、味や淹れ方についてお話ししました
淹れ方は、生前の父がしていた方法です。
急須をぐるぐる回し、棒茶を濃く出します。
一般には、お茶を淹れるときは急須を強く振ったり回したりせず、お湯を注いで待ってから静かに注ぐ方法が案内されています。山一園製茶が紹介している基本の分量や抽出時間は、棒茶のおいしい淹れ方で詳しくご紹介しています。
けれども、父の淹れ方は違いました。
急須をぐるぐる。それも、ときどき蓋からお茶が漏れるくらい勢いよく回します。
それでも、お客様は父が淹れた濃い棒茶を飲んで、「おいしい」と言ってくださいました。
「うちの棒茶はなぁ、ぐるぐる回したって、まずくならん棒茶を使ってんだよ」
それが父の口癖でした。
もう一つ、父がこだわっていたのが、お湯の温度です。
一般的には、お茶の種類や好みの味に合わせてお湯の温度を調整します。ところが父は、熱いお湯をそのまま急須に注いでいました。
「ぬるいじゃあ、うまかぁない!めんどくさい」
これも父の口癖でした。
以前、池袋西武で棒茶の詰め放題販売をしたとき、私は湯冷ましをして試飲用の棒茶を淹れていました。すると、お客様からこんなことを言われました。
「あら、山一さんの棒茶は、湯冷まししなくてもおいしいわよ。私、朝は忙しいから、ティファールからジャーよ」
今回の玉川高島屋グリーンマーケットでは、ポットの温度を90℃に設定しました。
お客様の前で急須をぐるぐる回しながら、一般的にはあまり急須を回さないことや、それでもぐるぐる回していた父の話をしました。
実際に飲んでいただいたお客様の言葉は、忘れないように、その場ですぐメモしました。
- 「これが棒茶? 前に飲んだものと違う」
- 「棒茶って、茶色じゃないの?」
- 「濃いけれど渋くないわね」
- 「癒やしの香りがする」
- 「なんだか甘いわねえ」
- 「抹茶が入っているみたい」
そして、ぐるぐる回す淹れ方を見て、こんなひと言も。
「短気のお茶ね」
確かに、父は短気でした。
いろいろな感想をいただきましたが、一番うれしかったのは、「楽しませてもらいました」という言葉です。
ただお茶を飲んでいただくだけではなく、棒茶の味や香り、つくり手の思いまで楽しんでいただけたのかなと思います。
初めて会場でクレジットカード決済に対応しました
三つ目は、クレジットカード決済を利用していただけたことです。
イベント出店ですでにカード決済を導入されている方からすれば、「何を今ごろ」と思われるかもしれません。
山一園製茶では、これまで出店先でのキャッシュレス決済はPayPayのみで、クレジットカードには対応していませんでした。
ところが、今後の出店を考えるなかで、カード決済の必要性が高まってきました。
店舗ではAirペイを使っているため、持ち運べるカードリーダーを申し込み、10月初旬に受け取りました。そこで今回、玉川高島屋グリーンマーケットへ持っていくことにしました。
実際に会場では、多くのお客様にクレジットカードをご利用いただきました。
今回の出店から、会場でクレジットカードをご利用いただけるようになりました
決済方法を増やすことも、お客様に気持ちよくお買い物をしていただくために大切なことだと実感しました。
次回は軽井沢発地市庭へ出店します
次回は、軽井沢発地市庭で開催される「軽井沢グランフェスタ 秋の大収穫祭&SDGsマルシェ」へ出店します。
現地の担当者さんから「現金を持たず、クレジットカードを利用するお客様が多い」と教えていただいたことも、今回カード決済を始めるきっかけになりました。
軽井沢グランフェスタ 秋の大収穫祭&SDGsマルシェ
- 日時:2026年10月31日(土)・11月1日(日)9:00~17:00
- 会場:軽井沢発地市庭公式サイト
- 住所:〒389-0113 長野県北佐久郡軽井沢町発地2564-1
- 電話:0267-45-0037
お近くの皆さま、ぜひ遊びにいらしてください。
2027年3月は大井川港のクルーズ船寄港へ
2027年3月には、大井川港へクルーズ船「ル・ジャック・カルティエ」が寄港します。
海外からのお客様はクレジットカードが主な決済手段になるとのアドバイスもいただいています。今回、実際の会場でカード決済を経験できたことは、次の出店へ向けたよい準備になりました。
大井川港「ル・ジャック・カルティエ」寄港予定
- 2027年3月23日(火)6:00~19:00
- 2027年3月27日(土)9:00~19:00
「動かなければ始まらない」と感じた2日間
出店する以上、売上をつくることはもちろん大切です。
けれども、私にとってそれ以上にうれしいのは、お客様と直接お話ししながら、商品をつくった理由や棒茶に込めた思いをお伝えできることです。
お客様の生の声を聞くと、「もっとよいお茶をお届けしたい」という気持ちが、また湧いてきます。
商品を並べ、お茶を淹れ、父の話をして、お客様の言葉を聞く。
「動かなければ始まらない」
そんなことを改めて感じた、玉川高島屋グリーンマーケットでの2日間でした。
ご来店くださった皆さま、そして出店を支えてくださった皆さま、本当にありがとうございました。
山一園製茶の棒茶をご自宅でも
会場でご紹介した熱湯棒茶や特選棒茶は、山一園製茶のオンラインショップからもお求めいただけます。
熱いお湯で手軽に淹れたい方には熱湯棒茶、爽やかな香りとコクを楽しみたい方には特選棒茶がおすすめです。




