みなさんは、玄米茶や抹茶入り玄米茶、飲まれたことありますか?
いつもの棒茶や煎茶とは違う香ばしい風味が、なんとも心地いいお茶ですね。
玄米茶は、煎茶や番茶などの茶に炒った米を加えたお茶です。茶葉に「お米」という別の食材を混ぜ合わせた、日本茶におけるブレンド文化の先駆けです。
当時、高級品だったお茶を節約するための「かさまし」や、安価な番茶の渋みを補う「風味向上」を目的として昭和初期の京都で生まれました。お米の香ばしい甘みとお茶のさっぱりとした渋みが見事に調和したこのブレンドは、単なる代用品の枠を超えて定着し、独自の発展を遂げた日本茶ブレンドティーの原点となりました。
「抹茶入り玄米茶」は、この組み合わせに抹茶を加えたものです。手元の商品に何が入っているか知りたいときは、見た目だけで決めず、商品名と原材料名を確認しましょう。
玄米茶の基本は「茶+炒った米」
玄米茶の基本は、緑茶と炒った米の組み合わせです。
日本茶業中央会の「緑茶の表示基準」では、玄米茶を「煎茶や番茶などに炒った米を加えたもの」と定義しています。農林水産省も、煎茶や番茶に炒った玄米を混ぜたお茶として紹介しています。
| 種類 | 基本の組み合わせ | 確認する表示 |
|---|---|---|
| 玄米茶 | 煎茶・番茶などの茶+炒った米 | 商品名、原材料名 |
| 抹茶入り玄米茶 | 玄米茶の材料+抹茶 | 「抹茶入り」の表記、原材料名 |
同じ「玄米茶」でも、使う茶や米の配合、炒り方は商品によって異なります。すべての商品が同じ比率・同じ見た目とは限りません。
茶の部分は煎茶や番茶など
玄米茶に使われる茶は、ひとつに限定されていません。
公式の定義が「煎茶や番茶など」としているように、商品によって茶の種類が異なります。「玄米茶だから必ず番茶」「必ず煎茶」と決めつけず、詳しく知りたい場合は原材料名や商品説明を確認してください。
茶の種類の表示を読むときは、名称の印象だけでなく、原材料名をそのまま読むのが基本です。日本茶の表示全般を確認したい方は、棒茶のラベルの見方|「茎茶」と原産地を確認する3つのポイントも参考にしてください。
炒った米が加わるのが玄米茶の特徴
玄米茶では、茶葉とは別に炒った米が加わります。
農林水産省は、炒った米を混ぜることで独特の香ばしい香りや味が生まれると紹介しています。袋を開けて茶葉以外の粒が見えても、まずは玄米茶の材料として入っている米を確認しましょう。
米の色や形、茶との配合は商品ごとに違います。見た目から配合率を推測せず、表示や販売元の商品案内を優先してください。
抹茶入り玄米茶は、玄米茶に抹茶を加えたもの
抹茶入り玄米茶は、茶と炒った米に抹茶を加えた組み合わせです。
日本茶業中央会の基準では、抹茶は碾茶を茶臼などで微粉末状にしたものとされています。玄米茶に加わる抹茶は、この細かな粉末の茶です。
抹茶が入っているかを確かめるときは、商品の「抹茶入り」という表記と原材料名を確認します。緑色が濃い、細かな粉が見えるといった外観だけで、抹茶入りと断定しないようにしましょう。
抹茶と粉茶・粉末茶の違いが気になる方は、粉茶・粉末茶・抹茶の違い|見分け方と飲み方をご覧ください。
手元の玄米茶は3つの順で確かめる
迷ったときは、商品名、原材料名、淹れ方の案内の順に確認します。
- 商品名を見る:「玄米茶」か「抹茶入り玄米茶」かを確認する。
- 原材料名を見る:茶、米、抹茶など、実際に表示された材料を読む。
- 淹れ方の案内を見る:茶葉量、湯量、温度、時間は商品の表示を優先する。
この順番なら、玄米茶の基本的な組み合わせを理解したうえで、手元の商品に合う扱い方へ進めます。配合や淹れ方が表示だけでは分からない場合は、販売元へ確認してください。
玄米茶と抹茶入り玄米茶の違いは、抹茶の有無
玄米茶は、煎茶や番茶などの茶に炒った米を加えたお茶です。抹茶入り玄米茶は、そこへ抹茶が加わります。
ただし、茶の種類や配合、淹れ方は商品ごとに異なります。商品名と原材料名で中身を確認し、淹れ方はその商品の案内を優先しましょう。
参考資料
執筆:山一園製茶/資料の最終確認日:2026年10月22日
アイキャッチは、茶葉・炒り米・抹茶の組み合わせを示すAI生成の説明用イメージです。実在の商品や配合を再現したものではありません。




