収穫後、伸びた枝や茶葉は刈り落とし、土となり茶樹の根から栄養としてふたたび、茶樹の力する栽培方法。小西さんは、まったく農薬、化学肥料を使用しないでの栽培。ぜひ、その農園をこの目で見て、栽培されている農家さんにお会いしたい。きょう、お話をいっぱいうかがうこと、できました。

背丈ほど伸びた茶の樹、自然仕立てというにふさわしい園相です。

「農薬や化学肥料をやらないんで、葉っぱは茶色くなっているけど、新茶のときには、きれいな葉っぱがいっぱいですよ。」と小西さん。


小西さんがめざすもの。「私たちが大いに恩恵を受けている自然の仕組みをできるだけ壊さないよう、未来に不安となる物質を残さないように」農薬や化学肥料を使わない分だけ、手間暇は人一倍かかっています。その苦労を厭わず、微生物も共存する茶園づくり。農薬や化学肥料が悪いわけではありません。しっかりとした基準や、農薬自体の改良開発も進んでいる現状。しかしあえて農薬、化学肥料利用の道を選ばず、自然とがっぷり向き合いながらの茶園づくり。収穫したお茶には、お茶本来の香りや、自然のまろやかな味を感じます。