紅葉の涸沢カールと奥穂高岳登山 3/7(涸沢)

2022年10月13日(水)から15日(金)2泊3日、紅葉の涸沢カール(標高2、300m)&奥穂高岳(標高3、190m)に登りました。

涸沢カールは、北アルプス南部の穂高連峰の奥穂高岳、北穂高岳、前穂高岳に抱かれたカールです。氷河期に氷河が削り取った、広いお椀状の地形のことをカールといいます。涸沢カールは日本最大級の規模です。

10月13日(水)
6:37上高地バスターミナル → 7:33 明神(15分休憩) → 8:31 徳澤(16分休憩)→ 9;47 横尾(21分休憩)→ 11:16 本谷橋(10分休憩)→ 13:39 涸沢ヒュッテ 宿泊

昭和26年に建設した山小屋・涸沢ヒュッテに到着したら、すぐに展望テラスに向かいました。「涸沢の紅葉見ずして穂高を語ることなかれ」そんな言葉が、頭に浮かびます。
思わず、わぁーと声上げちゃいました。
テントがいっぱい。数えたら200張り。この前の土日は1000張り超えていたそうです。すごっ!

ひとまず、ヒュッテの宿泊受付をして、再度デッキに来ました。お昼食べる前にやらなければならないことが。そう、「山で抹茶」です。

そして今回、もうひとつの任務がこれ、「BOUCH A de CAMP」です。

キャンプや山に行くと、皆さん、コーヒー飲みますよね。でも「コーヒーもいいけどお茶もね」っていうわけで、ドリップバッグの棒茶をつくりました。ティーバッグを違って、香りがダイレクト、茶葉も見えていい感じ。中身の棒茶は、熱っついお湯でもおいしく飲めます。キャンプにベストのお茶です。
YouTubeにもアップ。


遅いお昼食べていたら、ヘリコプターが荷揚げしに来ました。この日は荷揚げの日らしく、何度もこの光景見ました。

デッキにあったマップ。明日ザイテングラートを登って、穂高岳山荘へ。そして荷物を山荘に置いて、奥穂高岳に登ります。楽しみ半分、不安半分です。

ザイテングラート?「ザイテングラート」はドイツ語で「seitengrat」側面、横、などの意味の「Seite(ザイテ)」に複数形の「n」を付けた「seiten(ザイテン)」と、尾根、稜線、などとの意味の「grat(グラート)」を合わせて「seitengrat(ザイテングラート)」岩壁側面の支稜、主稜から派生している枝尾根、といった意味になります。

夕食まで時間があったので、テントの張ってある場所へ降りてみました。
 岩がゴツゴツ。この上にテントを張るのは大変。そこでこれが登場です。コンパネです。これがあれば平らになって寝やすそう。

実は今回の涸沢ヒュッテ泊、10月2日狙っていたら、予約をとるのが超大変だった。予約電話が全然つながらない。1時間以上かけてもつながらない。そのうちHPで満室表示。こんなことが11日まで続きました。ようやく12日になって、1か月前に空室が。
テント泊で混雑するするときには、このコンパネ争奪戦、激しそうですね。

岩に描いたマップ、見つけました。



ガスがかかってきました。夕食食べ終えて、夜のテント場の明かり撮影しようと思って、デッキに上がったら、なんとガスガス、真っ白け。残念でした。
そのまま部屋に帰って寝ましたよ。でも夜の撮影したかったので、23:00頃トイレのため起きたとき、デッキに出たら星が見えてました!
部屋に戻ってカメラ、三脚とりに行って撮影開始。その1枚です。星のぐるぐるも撮ったんですが、まだそこは現像してなくて、もしうまく撮れていたら、アップしますね。

そして4:00過ぎににまたトイレに起きたとき、デッキへ。テント泊の人も起きているらしく、明かりがきれいだったので、またまたカメラ、三脚とりに行って、撮影したのがこの1枚です。

これでテント200張り。1000張りだったら見ごたえありますね。この後の楽しみは、モルゲンロートMorgenrot。ドイツ語で夜明け前に高い尾根筋が最初に太陽の光を受けて赤く輝くことです。今回は残念ながら雲が多くて、赤くなりませんでした。また来ることあったら、見たいです。

おいしい朝ごはん、しっかり食べて、いよいよ奥穂高岳、目指します。
         ザイテングラート登って穂高岳山荘へ。いざ出発です。