棒茶(茎茶)をいれ終えたあと、急須の網まわりに茶殻が残って「どこから洗えばよいのだろう」と迷うことはありませんか。棒茶には茎に加えて細かな葉片も含まれるため、網の形によって茶殻の残り方と洗いやすい場所が変わります。
まずは急須の中の残り湯を空にし、茶殻を急須の外へ移してから、網の形に合うように水ですすぐのが基本です。ここでは代表的なカップ網・帯網・平網(口網)と、金網ではない「ささめ」も含めて、毎日の片付け方をまとめます。急須の素材や販売元の説明書に指定がある場合は、そちらを優先してください。
網の形で、茶殻が残りやすい場所は変わります
- カップ網:急須の中に、取り外せるかご状の網が入るタイプ。
- 帯網:急須の内側を帯のように一周する、固定された金属網。
- 平網(口網):注ぎ口の付け根だけを覆う、平らな固定網。
- ささめ:金網ではなく、注ぎ口の内側に陶器の穴が開いたタイプ。
呼び名や形には作り手ごとの違いがあります。ご自宅の急須を一度のぞいて、どこに網や穴があるかを確認してから片付けると迷いません。
共通する最初の3手順
- 飲み終えたら、急須に残った湯を湯のみへ注ぎ切ります。
- 蓋を外し、茶殻を紙などへ移します。張り付いた茶殻は少量の水でゆるめます。
- 網を硬い道具で突かず、水を流してからやさしく洗います。
二煎目も楽しむときは、先に二煎目をいれてから片付けましょう。棒茶の二煎目を楽しむコツも参考にしてください。
カップ網:外して、網の内側と外側を別々にすすぐ

カップ網は、かご状の網を持ち上げて外せるタイプです。茶殻を取り出したら、網を水で洗いします。急須の縁と網が触れる部分にも細かな茶殻が残りやすいため、そこも水で流しましょう。
落ちにくいものは、歯ブラシのようなやわらかいブラシでそっと動かします。
帯網:外さずに、内側の縁と注ぎ口側へ水を流す

帯網は急須の内側をぐるりと覆う固定網です。取り外す前提ではないため、そのまま水を流して洗います。特に網の裏側や注ぎ口の付け根に細かな葉片が残りやすいので、急須の内側と注ぎ口側の両方から水を通すと流れやすくなります。
残ったものは、歯ブラシのような、やわらかい小さなブラシで軽くなでる程度に。針や金属製の道具で突くと網を傷めるおそれがあるため避けます。
平網(口網):注ぎ口の付け根を重点的にすすぐ

平網・口網は、注ぎ口の付け根だけに平らな網が付くタイプです。茶殻はこの狭い部分に集まりやすいため、急須の内側から水を流し、次に注ぎ口側からも水を通します。網の縁を強くこすらず、水流とやわらかいブラシで取り除くのがコツです。
金網ではない「ささめ」も、硬い道具は使わない
ささめは、注ぎ口の内側に陶器の小さな穴が開いたタイプで、金網とは別のつくりです。細かな葉片が穴の近くに残ることもあるため、水を通してからやさしいブラシで整えます。詰まりを感じても、針などを穴へ入れて広げるのは避け、急須の販売元の案内を確認しましょう。
洗い終えたら、蓋と本体を別にして乾かす
すすぎ終えたら、水気を切り、蓋と本体を重ねたままにせず別にして乾かします。

片付けやすい急須で、棒茶を日々の一杯に
棒茶の水色を楽しむときは、急須をきれいにしておくと次の一杯も気持ちよく始められます。深蒸し茶由来の棒茶ならではの水色については、棒茶の水色が濃いのはなぜ?深蒸し茶ならではの緑を楽しむ見方もご覧ください。
毎日の急須時間に合う棒茶を探すなら、棒茶(茎茶)商品一覧をご覧ください。商品ごとの内容量・価格・在庫は、店主が公開前に確認します。
よくある質問
Q. 網に茶殻が残るとき、つけ置きしてもよいですか?
日常の片付けでは、まず水で流してやわらかいブラシを使う方法が基本です。つけ置きのアドバイスは次の通りです
・重曹を使う
ステップ1(準備): 沸騰後に火を止めたお湯(1L)に、重曹大さじ2〜3を完全に溶かす。
ステップ2(浸け置き&洗浄): 急須を15〜30分浸けた後、スポンジや歯ブラシで茶渋をこする。
ステップ3(乾燥): 流水でよくすすぎ、水気を切って乾燥させる。
・酸素系漂白剤を使う
ステップ1(準備): 40〜50℃のぬるま湯(1L)に、酸素系漂白剤大さじ1をよく溶かす。
ステップ2(浸け置き&洗浄): 急須を30〜60分浸けた後、スポンジや歯ブラシで茶渋をこする。
ステップ3(乾燥): 流水で十分にすすぎ、水気を切って乾燥させる。
※成分の強い「塩素系」ではなく、必ず「酸素系」を使用してください。
Q. 網は洗剤で洗ってもよいですか?
洗剤は香料等が入っている商品が多く、急須へのにおい移りとなります。避けた方がいいでしょう。
Q. 細かな葉片が詰まったように感じるときは?
注ぎ口側と急須の内側の両方から水を流し、やわらかいブラシで軽く整えます。針や金属製の道具では突かずないでください。





