棒茶をいれた後の急須は、まず大まかな茶殻を捨て、水またはお湯ですすぎ、網に残った細かな茶殻だけをやさしく落とします。最後は蓋を外して水気を切り、内部まで乾かしてください。
ただし、急須の土、釉薬、金属網、取り外し式の茶こしなどで扱いは変わります。私の急須では普段は洗剤や漂白剤を使わず、茶渋が気になるときに重曹を使うことがあります。重曹を使う場合も、急須の取扱説明と重曹製品の表示を確認してください。
普段のお手入れは4つの順番で進める
毎回の片付けは、茶殻を捨てる、すすぐ、網に残った茶殻を落とす、蓋を外して乾かす、の順にすると迷いにくくなります。
- 茶殻を捨てる:急須をぶつけないよう注意しながら、大まかな茶殻を出します。
- 水または湯ですすぐ:残った茶葉を浮かせ、急須の中から流します。湯温は急須の案内を確認してください。
- 網をやさしく洗う:すすぎだけで取れない茶殻は、やわらかいブラシで網目に沿って軽く動かします。
- 蓋を外して乾かす:水気を切り、蓋と本体を分けて内部まで乾かします。
常滑焼急須の公式案内でも、普段は水で茶葉を流し、茶こしの目詰まりが気になるときは乾いた状態で歯ブラシなどを使ってやさしくこすり、蓋を取って乾かす方法が紹介されています。別の素材や製品では、その急須の説明を優先してください。
帯網に茶殻が残るときは4か所を順に見る
私が使っている230ccの帯網急須では、網の上下の縁、注ぎ口の裏側、帯網の合わせ目、網目そのものの4か所に茶殻が残った経験があります。これは私の急須での実例で、すべての帯網急須に同じ構造や残り方があるという意味ではありません。
| 確認する場所 | 私が行っている対処 |
|---|---|
| 網の上下の縁 | やわらかいブラシを縁に沿わせ、軽くなでて茶殻を出します。 |
| 注ぎ口の裏側 | 注ぎ口の先からも水を通し、内側に戻ってきた茶殻を流します。 |
| 帯網の合わせ目 | 網を強く押さず、合わせ目に沿ってブラシを動かします。 |
| 網目そのもの | 網目に沿ってやさしく動かし、取れないものを無理に突きません。 |
勢いの強い水やブラシの押しつけ方が、その急須に適しているとは限りません。網がたわむ、外れそうになる、注ぎ口にひびがあるなど不安があれば中止してください。
網の種類が違うときは、網を外せるかどうかを確認する
カップ網のように取り外せる茶こしと、帯網・平網のように固定された網、陶器に穴を開けた茶こしでは、同じ外し方や洗い方はできません。
- 取り外し式:外せる設計と確認できる場合だけ外し、本体と茶こしを別々にすすぎます。
- 固定網:無理に外そうとせず、内側と注ぎ口側から茶殻の残りを確認します。
- 陶器の茶こし:金属の針などで穴を広げず、説明書や販売元の案内を確認します。
呼び名だけで判断せず、実物の構造と製品の案内を見るのが安全です。
洗剤・漂白剤・重曹は急須ごとの案内を優先する
私の急須では、におい移りが気になるため普段は洗剤や漂白剤を使っていません。茶渋がどうしても気になるときは重曹でつけ置きすることがありますが、すべての急須に共通する量や時間は指定しません。急須の素材・釉薬・網・固定方法と、重曹製品の表示を確認してから行ってください。
乾かすときは蓋と本体を分ける
すすぎ終えたら水気を切り、蓋を外して本体と別に置きます。内部や茶こしに水が残っていないか確認し、十分に乾いてから蓋を戻しましょう。
急須を逆さにする、注ぎ口を下にするなどの置き方は、製品の安定性や注ぎ口をぶつける危険も考えて選んでください。
棒茶をいれた後は、二煎目を楽しむか決めてから片付ける
二煎目も楽しむ場合は、茶殻を捨てる前に次の一杯をいれます。二煎目を終えたら、その日のうちに急須を片付けましょう。
急須でいれる棒茶を選ぶ
急須で毎日の一杯をいれたい方は、商品ごとの案内を確認して、自分の飲み方に合う棒茶を選んでください。
参考情報
- とこなめ観光協会「急須の魅力/お手入れ方法」(確認日:2026-09-28)
- 宇幸窯「常滑焼急須のお手入れ」(確認日:2026-09-28)
内容確認: 山一園製茶 最終確認日: 2026年9月28日





