棒茶の水色が濃いのはなぜ?深蒸し茶ならではの緑を楽しむ見方

棒茶を湯のみに注いだときの深い緑の湯色

棒茶を湯のみに注いだときの深い緑の湯色湯のみをのぞいて、「思ったより緑が濃い」と感じたことはありませんか。棒茶は茎の印象から淡い色を想像されることもありますが、山一園の棒茶は深蒸し茶だけで仕上げています。まずは色を正解・不正解で判断せず、香りや口当たりと一緒に一杯を見てみましょう。

「水色(すいしょく)」は、淹れたお茶の色のこと

お茶の抽出液の色を、日本の緑茶では「水色(すいしょく)」、中国茶では「湯色(ゆいろ/タンソー)」と呼びます。日本でお湯なのに「水」の字を使う理由は3つあります。かつての日本では植物の抽出液など液体全般を「水」と呼んでいたこと、「湯」が温度を表すのに対し「水」は物質の本質を表すこと、そして江戸時代以降に中国の茶文化と区別し日本独自の煎茶文化や鑑定基準を発展させる中で「水色」が定着したためです。
同じ棒茶でも、湯のみの色、光の当たり方、湯量によって見え方は変わります。

山一園の棒茶は、深蒸し茶ならではの深い緑が持ち味です

山一園の棒茶は深蒸し茶で仕上げています。商品ページでも、深い緑の湯色とコクのある味わいを特長としてご案内しています。茎茶だから必ず淡い色になる、濃い緑だから必ず淹れすぎ、と一つの見た目だけで決めるのではなく、そのお茶らしい色として味わうのが第一歩です。

棒茶ができるまでの工程は、山一園の「棒茶ができるまで」でもご紹介しています。
深い緑色の棒茶が入った湯のみ

色だけで「濃すぎ」と決めないための3つの見方

  1. 香りをひと息だけ確かめる
    水色を見たら、飲む前に立ち上がる香りも確かめます。色だけより、一杯の印象をつかみやすくなります。
  2. ひと口飲んでから好みを決める
    見た目が深い緑でも、飲み口まで同じ印象とは限りません。まずは少量を口にして、次回の淹れ方を考えましょう。
  3. 変えるなら一度に一つだけ
    濃く感じたときは、次の一杯で袋の表示を基準に、茶葉の量か抽出時間のどちらか一方だけを見直します。二つを同時に変えないと、自分の好みをつかみやすくなります。

見慣れた色を「自分の基準」にしていく

毎回まったく同じ色を目指す必要はありません。いつもの湯のみで、いつもの時間帯に飲んだときの色と味を覚えておくと、「今日は少し濃く感じる」「今日はこのくらいがちょうどよい」と判断しやすくなります。棒茶の基本的な特徴は、棒茶(茎茶)とは?にもまとめています。

棒茶を選ぶときは、色だけでなく飲む場面も一緒に

食事中、休憩時間、家族で飲むときなど、飲む場面によって心地よい濃さは変わります。深い緑の水色も、棒茶らしい一杯を選ぶ目安のひとつです。ご自宅の飲み方に合う棒茶は、棒茶・茎茶の商品一覧からご覧ください。

よくある質問

Q. 水色が深い緑なら、渋いお茶ですか?

色だけでは断定できません。まずは香りとひと口目の味を確かめ、好みに合うかで判断してください。

Q. 写真と実物で色が違って見えるのは問題ですか?

湯のみの色、室内の光、画面の表示によって見え方は変わります。写真は色の目安として見て、実際の一杯は味と香りも合わせて確かめるのがおすすめです。

Q. 濃く感じたときは、どう調整すればよいですか?

次の一杯で、袋の表示を基準に茶葉の量または抽出時間のどちらか一つだけを少し見直してください。自分に合うところを見つけやすくなります。