同じ棒茶でも、まったく違う
東京・玉川高島屋グリーンマーケットに出店したときのことでした。棒茶の試飲をしていると「あら、この棒茶、色が緑なのね。」そうなんです、お客様は石川県特産の茎を炒ったほうじ茶「加賀棒茶」だと思ったのです。
同じ棒茶という名前。でもまったく違うお茶なのです。その違いを表にしました。
| 項目 | 静岡の棒茶(茎茶) | 加賀棒茶 |
| お茶の分類 | 不発酵茶(緑茶) ※一部、焙煎した「棒ほうじ茶」もあります |
焙煎茶(ほうじ茶) |
| 見た目(色) | 鮮やかな黄緑色・緑色 | 琥珀色・茶色 |
| 味の特徴 | 若葉のような爽やかで 茎特有のさっぱりとした甘み |
苦味や渋みがほとんどなく、 ふっくらとした強い甘みとコク |
| 香りの特徴 | 青々しくフレッシュな磯や茶葉の香り | 芯から香る香ばしく芳醇な焙煎香 |
| 水色(すいしょく) | 透明感のある薄い緑色〜黄色 | 澄んだ淡い琥珀色(赤茶色) |
| 主な飲み方 | 少し高めのお湯(85〜90℃)で爽やかに 中温度(80~85℃)でとろりとした旨味 |
熱湯(95〜100℃)で一気に香りを引き出す |
「棒茶」という名前だけだと、混合してしまいますが、棒茶とほうじ茶は同じ意味ではありません。原料と焙煎の有無を確認すると、違いが分かりやすくなります。
石川県茶商工業協同組合ホームページでは、加賀棒茶は茎の部分を焙煎した焙じ茶と載っています。加賀棒茶は、茎を浅くふっくらと焙煎し、芳ばしい香りと旨味を引き出した商品です。
最初に聞きたいのは「緑茶とほうじ茶、どちらがお好きですか」
もし、静岡の棒茶(茎茶)と加賀棒茶、どちらを買おうか悩んでいたら、最初にお聞きするのは「緑茶とほうじ茶、どちらがお好きですか」という一言です。
商品名だけでは、飲む方が求めている香りや味は分かりません。普段の好みを確認すると、最初はどちらか、選びやすくなります。
緑茶が好きなら特選棒茶
青々しい香りや緑茶の旨味が好きな方には、山一園製茶の特選棒茶をお薦めします。
山一園の特選棒茶は、棒茶(茎茶)の商品一覧に掲載されている緑茶タイプの棒茶です。水色は黄色を含んだ濃緑。青々しい爽やかな香りと、とろっとした濃厚な旨味を楽しめます。
ほうじ茶が好きなら加賀棒茶
香ばしいお茶が好きな方には、石川県の加賀棒茶。
華やかで芳ばしい香りと、すっきりした味わい。水色は澄んだ琥珀色です。普段からほうじ茶の焙じ香を楽しんでいる方は、こちらから考えると選びやすいでしょう。
なお山一園製茶では、極上の茎だけを厳選して炒った「棒ほうじ茶」という商品があります。茶葉を炒ったほうじ茶とは違う、すっきりとして、棒茶の甘みも引き出した、香ばしいお茶です。こちらも、ほうじ茶がお好きな方には、おすすめです。
「どちらが合うか」は、選ぶ基準で変わります
今回の選び分けは、「普段は緑茶とほうじ茶のどちらが好きか」を基準にしています。
食事と一緒に飲むのか、贈りものにするのか、香りを優先するのか。基準が変われば答えも変わります。飲む場面や重視したいことを考えると、より正確に選びやすくなります。
迷ったら、普段好きなお茶から選ぶ
普段の好みを基準にするなら、選び方はシンプルです。
- 緑茶が好きなら、特選棒茶
- ほうじ茶が好きなら、加賀棒茶
どちらが優れているかではなく、自分が好きな香りと味から選ぶのが今回の基準です。特選棒茶・棒ほうじ茶を含む山一園の棒茶は、商品一覧で最新の掲載状況をご確認ください。
よくある質問
加賀棒茶はほうじ茶ですか?
石川県茶商工業協同組合ホームページでは、加賀棒茶は茎の部分を焙煎した、ほうじ茶です。
棒茶はすべてほうじ茶ですか?
いいえ。棒茶は主に茎を使うお茶を指し、焙煎していない緑茶タイプもあります。商品名だけでなく、原料と焙煎の有無を確認してください。
2商品のどちらが自分に合うか分からないときは?
まず「緑茶とほうじ茶のどちらが好きか」を考えてましょう。飲む場面や重視したい香りを思い浮かべると、選びやすくなります。





